インスタグラム mareemonte3 メタルビーズ教室 ・横浜教室 平日行っております。 ご希望の方は hayatayuko@gmail.com へご連絡頂ければと思います。 詳細をご連絡致します。 メタルビーズ教室は分教室は一切ございません。 ご質問等は mareemonte@excite. co.jpまで。内容によってお答え出来ないこともありますのでご了承下さい 【ウーマンエキサイト】ゴールドブロガーに選んで頂きました。 ・メディア 2008年 STORY 2009年 女性自身 カテゴリ
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宿泊していた札幌パークホテルからの景色。4月ですが、雪がまだちらついていた頃です。 母の髄膜腫の手術で札幌に滞在していました。 母は埼玉では獨協医科大◎越谷病院に通っていました。 2016年1月に獨◎の先生から 「髄膜腫が大きくなっているから、手術をして取り除いたほうがいい」 と言われた、と母から電話。 「家族に来てほしいんだって」 「わかった」 一緒に話を聞くので私も病院へ。 ◎協の先生は 「頭の表面に出来ているし、髄膜腫は簡単なものだからすぐにとりましょう!手術いつにしますか?」 となぜかウキウキしている。今、あなたは簡単な手術だから問題はないだろう。これでオレの手術件数が一つ増えるとココロの中で思ってるよね?全面に出てきちゃってるよ?おばちゃん、ダテに長く生きてないよ?あなたの考え伝わってくるよ? 「セカンドオピニオンをしたいので、画像をください」 (医者の顔色が変わる) 「画像はいただけますよね?」 「どこに持ってくつもり?」(突然口調もぞんざいになる) 「東◎医科学研究所と札幌の澤村豊先生の所です」 「澤村先生?」 「はい」 「ああ。あの先生はね、難しい手術しかやらないんだよ。こんな簡単な手術は受けないからね」 「そうですか。でも画像をください。」 「ま、ここから先は自己責任で」 「もちろんそのつもりですから」 画像をもって次の週は東京◎学医科学研究所へ。 「獨◎の先生はどなたでした?」 「えーと・・・」 「名前覚えていませんか?」 「それが・・・」 「どんな方でした?」 「名前覚えていません」 「年は若い?」 「先生。安心していいですよ。先生よりだいぶ若いですから(先輩格の医師ではないですから)」 (ホッとする医師) 「それで先生。この画像を見てどう思われますか?」 「手術をするのもしないのも患者さんが決めることです。手術をして後悔するかもしれない。手術をしないで後悔するかもしれない。」 「病状はどう思われますか」 「◎協と同じですよ、僕の考えは」 「・・・・」 「獨◎だからといって◎協出身の医師ばかりじゃないんですよ。東◎出身の先生が多いからね、あそこは」 それは東◎は優秀だと暗に匂わせているのだろうか。今はあなたの学歴ではなく、病状を知りたいのです。 延々と続く禅問答に疲れ果て、その日は帰宅。 よくわかんないけど、いずれ手術した方がいいのかなあ・・・・。 次の日電話がかかってきた。 澤村先生から。本人から。 「画像を見ました。腫瘍の大きくなるスピードが早いです。通常の髄膜腫とは違った動きをしている。かかっている病院で早く手術をした方がいいです」 わざわざご連絡してくださったのか、この先生は。なんと親切な。 また次の日電話がかかってきた。澤村先生。 「画像をよくよく見てみました。この髄膜腫は普通とは違うし、広がり方も独特です。硬膜にそって網のように広がっている。札幌に来れますか」 「はい」 「この日なら手術ができます」 「行きます」 「どこに住んでいますか?」 「埼玉です」 「越谷、近い?」 「はい」 「じゃあ、越谷市民病院の脳神経外科にいい先生がいるから、応援を呼びます。角田先生ね。術後経過はその先生に越谷で見てもらうようにして」 「はい」 「では手術より3日前に札幌に入ってください。検査入院をします。その前に僕のクリニックに寄ってください」 「わかりました」 「僕の所はクリニックで、手術は出来ないのね。手術は手稲の札幌秀友会病院でします。ここに村井先生という方がいる。この人も非常に優秀で、信頼できる。彼と、越谷の角田先生と3人体制での手術になります」 「はい」 「あのね、相当開頭するよ。初回の手術が肝心なんです。ここで腫瘍を取り切れるかどうか。大事な手術になります。」 「どうぞよろしくお願い致します。」 こうして突然札幌行きは決まり、突然手術を行ったのでした。お蔭さまで手術は大成功で、母は元気にしていますが、獨◎だったら開頭をしたら見立てと違う病変で、手術を行わずそのまま閉じたかもしれない。もう生きていなかったかもしれません。(そのくらい腫瘍の大きくなるスピードが早かった)それに獨◎の先生、一人体制で手術しようとしてたし。 しかし応援で優秀な先生を札幌まで呼べる澤村先生って。こんな方が実在するんだと心の底から驚きました。手術時間は4時間で、先生の手術の中では簡単な方だったそうです。澤村先生には感謝してもしたりないくらいです。きっと会う機会はないかもしれませんが(会うとしたら病気になった時だから)澤村先生のこれからを全力で応援しております。本当にただただ有難うございました。そして札幌秀友会病院の村井先生、越谷市民病院の角田先生の素晴らしい連携があってこそでした。重ねてお礼申し上げます。秀友会病院の看護スタッフの方々もとてもよい方ばかりだった。いい病院でした。 そして何かしらの病気を抱えている方。今かかっている医者がなんとなく信頼出来ない、何かしっくりこない、と思っている方。今の担当医と喧嘩になるかもしれない、もうその病院に戻れないかもしれない。でももっと合う病院があるかもしれないのです。どうしても病院・医師が合わないなら、ネットなどで調べ、もっと合いそうな病院、医師を探すことも出来るのです。 セカンドオピニオン、サードオピニオンは自分の頑張りも気合いも必要です。相当必要です。ぐったりします。セカンドオピニオンを嫌がる医師は思いのほか多いです。心を強く持たないと言い出すのも勇気が必要です。今の日本の医療現場では。 でも、それでもした方がいい場面があります。少なくとも私の家族の場合はそうでした。セカンドオピニオン・サードオピニオンをして命拾いしました。患者側もよりよい医療を受けられるように、後悔がより少ないように、意思と意志を持つことが必要かもしれません。しんどい話ですが、きっとこのような話を必要としている方がおられるかと思い、今回ポストしました。
by mareemonte
| 2016-05-23 21:44
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