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メタルビーズ教室 
by mareemonte





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メタルビーズ教室

・横浜教室
平日行っております。
ご希望の方は
hayatayuko@gmail.com
へご連絡頂ければと思います。
詳細をご連絡致します。

メタルビーズ教室は分教室は一切ございません。





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シチリアのチーズ、ラグザーノ
シチリアのチーズ、ラグザーノ_b0048834_1043526.jpg



おいしいもの倶楽部の方が「癖のあるちょっと食べにくいわー」というチーズが食べたい、とのことだったので、VIRONで熱くパンを食べた後てくてく歩いて東急東横店へ行って参りました。
VIRONの前に東急本店があるのですが、ここの地下ってチーズを扱ってそうな所が紀伊国屋くらいしかないんですよね。東横店のほうが専門店で面白い店がたくさん入ってるなーと思いました。蜂蜜のラベイユなんかもあるし。


どれもおいしそうでなかなか選べなかったのですが、今日はこれにしました。
ラベルに「シチリア島からの限定品」と書いてあります。
見た目は麦わらに濃い黄色を混ぜたようなこっくりした土色。


まだ子供がいなかった頃、夫が休みを長くとれるというので二人で南イタリアに行ったことがあります。
その時の私の体調は最悪で高熱があって
「ごめん、行けないかも」
と朝から全く何も食べずに床にふせていたのですが、なかなかとれない夫の休みを私の病気のせいでふいにしていいのか?
との思いからばか高い栄養剤を買ってきてもらい、それをキューっと飲み、荷造りもせず、パスポートだけもって、気合いを入れまくって飛行機に乗りこみました。なんとか飛行機まで着けばあとは連れてってくれるしー。

すごい格好でしたよ。もちろん眉もないままだし。まさに着のみ着のままでそれも病気だったからパジャマに毛のはえたような格好だったんですよね。その時の写真を見てもあまりにも自分がしょぼくて笑えるような格好でした。

関空からジュネーブ系由でミラノ、ミラノからシチリア島のパレルモに入りました。
ジュネーブの空港でもミラノの空港でも椅子でずっと寝ていて、でも熱が下がらずにようやく着いたパレルモもホテルではずっと一日中寝ていました。だから全く記憶がない・・。

ずっと寝ていたら夫が外から帰ってきて

「車、借りてきた。」

電車で旅をするのは大変だから、という事だったのですが、だいじょぶか、知らないぞ、はじめてだぞ、道。しかも病気の私がナビですか〜。

でもまあ、そんな事になって車で旅する事になったのですが、シチリアは暖かく、ひざしが気持よく、車で旅を続けるうちにずいぶん体調も回復したんですよね。まあ、なんというか20代だったから出来た旅行だったと思います。

車を走らせて行くとそれはそれは美しい所がありました。浅瀬はエメラルドグリーンで遠くなるにつれて透明感の高いロイヤルブルーの海。ブーゲンビリアは咲き乱れ、遠くで教会の鐘がなっている。

そこは映画「グラン・ブルー」の舞台にもなったタオルミナでした。

海沿いに小さくてかわいらしいホテルがあったのでその日はそこに泊めてもらう事にしました。冬だったからシーズンオフで安かったらしく、二人で朝食込みで5000円くらいだったはずです。まだイタリアリラの時代だからもう今はこんなに安くないでしょうね。

そこで食べた朝食に出てきたチーズがまさにこんな、フェルミエで買ったような麦わら色のチーズでした。
「自家製です」
と出してもらったタオルミナのチーズはまったりと、ねっとりと、豊潤で海のそばのおおらかさを感じるチーズでした。

そんな風景がチーズのショーウインドーを眺める私の頭に浮かんでいたので迷う事なく、このラグザーノというチーズを買ってみたのですが、結果をいえば、あのタオルミナで食べたチーズとは違うものでした。
ラグザーノはもっとパルミジャーノに近い味で、シチリアらしく塩気が強いチーズでした。すごくおいしかったのだけれど、ちょっと切ない気持になりました。

今日の朝食はそんなわけでタオルミナの宿で食べたような朝食の真似。
サラミとプロシュート、パンとチーズ。
オレンジジュースとコーヒーにサラダに果物。
あ、今よく思い出したらヨーグルトとかもあったかもなー。
by mareemonte | 2005-09-20 11:30 | Trackback | Comments(13)
Commented by yoshi46m at 2005-09-20 23:16
そうでしたね、懐かしのイタリア旅行。ぎっしり下調べしたノートを覚えてます(笑) マリエモンテさんの旅話大好きです。必ず何かがおこるからら・・・(爆)
朝食美味しそう~~♪御呼ばれしたいわぁ。
イタリア食道楽旅行に行きたあーーい!!です。
コーヒーとジュースのコップは同じ模様なの? 素敵ですね。
私もとっても癖のあるチーズ食べたいです。
Commented by bp at 2005-09-21 07:34 x
そうなんです。この方と旅行すると必ず何かが起きるみたいです。
私は彼女とヨーロッパを旅行したことがありますが、
その時もこの方は荷物を持っていませんでした。
(荷物だけ、エジプト経由で成田に戻っちゃったんです)
3週間荷物なしで過ごすというのは、なかなかの体験なのではと思っていたのですけれど、その後もやっていたんですね。

ところで、チーズ。
フランスパン(もしくはクラッカー)とチーズとワイン。
この3つと本があったら、至福の時を過ごすことができますよね。
ワインがなければ、お水でもいいかもしれないです。
お水とパンとチーズって、なかなかおいしいです。

「麦わらの」って、素敵な表現ですね。
Commented by peas at 2005-09-21 19:25 x
こんにちは〜♪
マレエモンテさんの食卓っていつもエレガントですよね。写真をみているだけでうっとり、私もおよばれしたいです。主婦歴○○年(←2ケタだし...)、改めて「美しく食べるヨロコビ」感じさせて頂いてます。で、反省して今週から見習わせていただいてます。お弁当も季節のあしらいとか、貴重な情操教育の場でした...いままで、ごめんね、娘。「うわ〜、○○○ちゃん(マレエモンテご令嬢)のお弁当みたいだあ!」という歓喜の声を得、ますます反省。
さて、私もクセのある食べにくいチーズ大好きです。
つい、ワインを持って来て、映画のワンシーンを観るように楽しませていただきました
Commented by vietri at 2005-09-22 02:26
はじめまして?でしたよね。
パスタのヴィエトリと申します。拝見させて頂いていたので、もしかすると1回くらい、コメントさせて頂いてたかもしれません。間違っていたらゴメンナサイ。
私、南イタリア関係の仕事なんですが、シチリアは行ったことないんですよ。友人などは行ったこともあって、とっても気に入ってました。是非、行ってみたいところですね。
去年の7月にポジターノ、アマルフィを半日づつ、ちょっと見って感じで行きましたが、日本人1人で行くところじゃないか・・・というのが感想かな。

でも懐かしいチーズに出会えず残念でしたね。
いい思い出のままのほうがいいのかもしれない・・・でもチーズだからね。昔の恋人ってことでもないから、いい思い出のままって訳いかないな!やっぱり食べたいですよね。

何かとりとめもなくなってしまいました。

また、たまにコメントさせて頂きますね。よろしくお願いします。
Commented by mareemonte at 2005-09-22 13:34
yoshiさん、懐しいでしょう(笑)そしてあんなに調べていたノートも持たず私は飛行機に乗りましたですよ、わっはっは。
イタリア食道楽、行きたいね。私達が一緒にいったらずっと無言でひたすら食べていそう・・。
コーヒーのカップとオレンジジュースのグラスはまったく違う所のものなんだよ。カップはロイヤルコペンだし、グラスは京都の骨董屋さんで買ったものです。三嶋亭の前に骨董屋さんがあったのしらん?そこで買うたんよ。
チーズの会とかしたいなあ。
くー!家がもっと近かったら!
Commented by mareemonte at 2005-09-22 13:40
bp・・・。その節は歯磨き粉をたくさん使わせてもらいました。
有難うございました。(あたふた)
あの時は生活洋品を買ったビニール袋一つでぶらぶら3週間ヨーロッパ旅行しちゃったんだよね〜。なせばなる。←使い方が多分違います。
私もパンと水とチーズって好きな組み合わせだな。水って意外にもいいんだよね。
Commented by mareemonte at 2005-09-22 13:42
peasさん、こんにちはー。
peasさんもくせのあるチーズ好きなの?
おいしいよねえ。10月は私の大好きなチーズが輸入される季節になるので是非御紹介したいものがございます。
時間がうまくあえばチーズの会、したいですね!
Commented by mareemonte at 2005-09-22 13:52
vietriさん、初めまして!
初めてお喋りさせて頂きます。足をとめてくださって有難うございます!!
サイトの方、拝見いたしました。素晴らしいですね、後でゆっくり伺う事にいたします。
南イタリアでのお仕事なんてとってもうらやましいです!

シチリア、とってもよかったですよ。私が行ったのは2月ですが、気候もよくて素晴らしかったです。
アマルフィ、行かれたのですね。私もこの旅行の時に行きました。
カプチーニ・コンヴェントってホテル、御存じですか?そこに泊まったんです。オフシーズンだったので、安くて。町そのものがロマンチックですよね。一人は確かにあれですね(笑)

チーズはやっぱり自家製だったから、あの味をまた食べたくなったらシチリアまで行かないといけないかもしれません。
イタリア料理ってまだまだ日本では食べられないものがたくさんありますよねえ。

リンクさせて頂きますね。これからもよろしく御願いいたします!

Commented at 2005-09-22 19:55 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mareemonte at 2005-09-25 21:34
鍵コメさん
そこら辺の話しは今度ゆっくりと。ふっふっふ。楽しみにしておりますですよ。
Commented by yasurin at 2005-09-26 14:40 x
味の記憶は鮮明です。私は約20年前にオレゴンに移住したおじさんを訪ねて旅行に行った際、日本食レストランはないけど、私のために中華料理を、と連れて行ってもらったお店の料理の味があまりにもひどかったのを覚えています。ワンタン麺は甘いし、卵とじはめちゃくちゃ。鶏がらの味もしなければ、すべて砂糖と醤油の味付け。今とは違うご時世だったし、私のために叔父家族が連れて行ってくれたのだと自分に言い聞かせながらも、「おじちゃん、このお店、中華の味じゃないよね」と発言しました。
(続く)
Commented by yasurin at 2005-09-26 14:41 x
すると日本人の叔父は「yasurin、何を言っているんだ。これが中華だよ。yasurinが食べている日本の中華が日本風になっているんだ。」

って言ったんです。そのとたん1ヶ月まったくホームシックにならなかったのに望郷の思いがどどっとあふれて涙がとまりませんでした。叔父は日本人だけれど、すでにアメリカで何十年も過ごしていたので、(それも妻はドイツ人ですし)味覚は日本人の私と同じではなかったんですね。それがとても切なくて。日本に帰ってサッポロ一番でいいからラーメンををまっさきに食べようと強く心に決めたのでした。(←インスタントですけど)

今でこそオレゴンでもおいしい中華は食べられますけど、これはとても鮮明な記憶です。食べ物の記憶はいつになっても鮮明で怖いです。(笑)
Commented by mareemonte at 2005-09-27 10:28
yasurin、ふむー。そうなんだー。チャイニーズのネットワークをもってしても20年前のオレゴンには食材が届かなかったんだね。
今はおいしくなったという事は叔父様もおいしい中華を食べていらっしゃるのでしょうね。
サッポロ一番おいしかったでしょ?(笑)
食べ物の記憶は鮮明だからこれからもおいしいものを食べ続けていい記憶を作っていかなくちゃいけないよね!!


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